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鳩待峠➡山の鼻➡至仏山(2228m)・尾瀬ヶ原

​< 山の足跡を綴る > 文責1年 Tくん

2025年7月29日10時40分、我々錦城高校ワンダーフォーゲル部は福島県、栃木県、群馬県、新潟県の4県にまたがる高地にある尾瀬に向けて夜行バスで出発しました。早朝の5時ごろになるとバスは尾瀬に到着し、まだ眠気を残しながら降車しました。高速バスの次はシャトルバスへ乗り継ぎ、スタート地点の鳩待峠に到着しました。

尾瀬にはコースがいくつかあり、湿原の尾瀬ヶ原を歩くコースや、その尾瀬ヶ原を挟んで対をなす至仏山、燧ケ岳に登ったりするコースがあります。午前は鳩待峠からスタートし、群馬県北東部にある、日本百名山の1つに数えられる至仏山へと足を運びました。登山をすること一時間弱、岩場がゴロゴロとして、5㎝程の巨大なアブや蜂がたくさん飛んでいる中を登っていると、部員の1人が体調を著しく崩してしまいました。おそらく、夜行バスで眠れなかったことが原因か、もしくは、熱中症の可能性も考えられました。我々はここで登頂を諦め、下山することに決めました。状況が転々とするのも自然の中で活動するワンゲルの特徴でもあります。岩場が濡れていたので、何度も転びながらも少しずつ降りていき、「山の鼻」まで下りました。

休憩をとった後、プランを変更して尾瀬ヶ原を散策することにしました。尾瀬ヶ原には雄大な自然が広がり、湿原であり高原でもあるため、たくさんのトンボや植生が見られました。ゆっくり写真を撮りながら尾瀬ヶ原をぐるりと回って東京では見られない大自然を存分に楽しみました。途中の池では、水面に水草の根が光を反射させて美しく光っていました。大きな池では、燧ケ岳を逆さに写した「逆さ燧」のポイントがありました。この日は風があったため、水面が揺れて見られませんでしたが、来年には至仏山のリベンジ山行に合わせて見てみたいと思っています。

山の鼻まで戻ると、昼食休憩。各自バーナーを用いてお昼ご飯を作ります。この日は助っ人で来てくれた先生に部長がナポリタンを振舞いました。山小屋ではソフトクリームが売られており、山でもスイーツが楽しめました。

昼食後、東京に戻る高速バスに合わせて鳩待峠に向かいましたが、この日は運悪く楽しみにしていた温泉が閉まっていました。次回は尾瀬の温泉を楽しみたいと思います。高速バスが来るまでは、近くの売店にてみんなで80円のガリガリ君を頬張りました。

尾瀬はとてもきれいでしたが、できなかったことも多かったため来年後輩ができたらまた行きたいなと一同思っております!

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