KINJO
WANDERVOGEL
2026. 8.17~8.19 北岳(3193 M)
広河原~白根御池テント場~八本場のコル~北岳山荘テント場~肩の小屋~広河原
< 山の足跡を綴る > 初日 8月17日 文責2年Oくん
8月17日から19日にかけて、錦城高校ワンダーフォーゲル部は日本第二の高峰・北岳(3,193m)へ行ってきました!今回は初日に広河原から白根御池小屋のテント場を目指し、2日目に北岳山荘へ、三日目に北岳山頂に向かい下山というルートです。
1日目:広河原から白根御池小屋へ
まずは登山口である広河原に到着。本格的な登山に備えて、まずはここでしっかりとお昼ご飯を食べます。それぞれが蕎麦やラーメンなどのご飯を食べ、登山に向けてのエネルギーをチャージします。山に囲まれた心地よい空気の中で食べるご飯は格別で、これから始まる山行への期待が一気に高まりました。
エネルギーをしっかりとチャージし、いざ出発!お昼からの登山開始となったため、この日の行動時間は約3時間と短めです。
しかし、白根御池小屋までの道のりは決して甘くありません。樹林帯に入るとすぐに急登が始まり、背中の大きなザックがずっしりと肩に食い込みます。コースタイムや到着時間を意識しながら、汗をかきつつ一歩一歩足元に注意して登っていきました。肉体的にもなかなかタフな登りでしたが、仲間同士で声を掛け合いながら前へ進みます。
黙々と登り続けること約3時間、15時頃に無事本日の目的地・白根御池小屋へ到着!目の前に広がる池とテンバのロケーションを目にして、それまでの疲れが一気に吹き飛びました。
到着後は全員で協力し、手際よくテントを設営。今夜の「我が家」が完成したところで、待ちに待った夕ご飯タイムです!
今回は3グループに別れ、それぞれが焼きそば、ペッパーライス、オムライスを調理。ちなみに僕の班は焼きそばでした(笑)山の上とは思えない豪華なメニューにテンションも上がります。自分たちで頑張って登ったあとにみんなで作って食べる出来立てのご飯は本当に美味しく、あっという間に完食してしまいました。
ちなみに、先生たちは山小屋で美味しそうな生姜焼きを食べていて、ちょっと羨ましくなったり(笑)。そんな微笑ましい一面も含めて、とても楽しい夕食の時間となりました。
お腹を満たした後は、静けさに包まれた夜のテンバでゆっくりと過ごしました。明日の急登に向けて体力を蓄えるため、早めにシュラフへと潜り込み、1日目を締めくくりました。
< 山の足跡を綴る > 2日目 8月18日 文責1年Oさん
この日は白根小池小屋から二俣コースの左俣ルートを経て、北岳山頂を目指しました。
朝4時、まだ空が夜の色を残している頃に起床しました。朝は思いのほか冷え込み、眠気と寒さを感じながら支度をします。そして、先輩お手製のツナコーン炙りパンをいただきました。
温かい朝食が染み渡りました、、6時いよいよ出発です!前日の緊張もあってか、あまりよく眠れなかったものの、テントを出て目の前に広がる大自然を目にすると、眠気は消えていきました。早くあの山頂に立ちたい、その思いだけが、大きくなっていました。
まずは比較的平坦な道を20分ほど歩きます。標高は約2250m。まだ周囲にはたくさんの草木が茂っており、緑に包まれ澄んだ空気を吸い込みながら歩いていくと、心拍数も少しずつ上がっていきます。これから始まる登りに向けて、良いスタートを切ることができました。
そして、いよいよ景色が本番へ変わります。
目の前に姿を現したのは、大樺沢です。これを登るのかと、思わず息を呑むほどの大きさでした。左手には小さな流れがあり、その水の冷たさに少しはしゃぎながらも、これから始まる本格的な登りに気持ちを引き締めました。
右手には、巨大な岩壁、バットレスがそびえ立っています。しばらく見上げてしまうほどでした。そんな中、1日目のバスの中で出会った方と、まさかの再会!お互いに気づいて挨拶を交わしました。広大な山の中で、昨日出会った人ともう一度出会える。そんな小さな出来事が、なんだか嬉しく感じられました。
ここからが本番です。
終わりの見えない急登に弱音が止まりません。少しずつ足を進めながら、八本歯のコルを目指します。途中ですれ違った登山者の方から、
まだまだだよ!頑張れ!と声をかけていただきました。ありがたい言葉ですがその瞬間の絶望感は過去一番でした、、
ザレ場を登り続けること約1時間45分。
先輩の背中を追いかけながら、一歩一歩と足を進め、ようやく標高約2700mの八本歯のコル
へとたどり着きました。ありがとう先輩!
そこからは梯子を一段ずつ、慎重に登っていきます。高度を上げるにつれて、背後にはこれまで歩いてきた山々が少しずつ広がっていきました。振り返るたびに見える景色を力に変えながら、頂上へ向かって前へ進みます!
名前の通りボス戦並みの難易度でした、、
ボス:八本歯のコル
そして、なんとか登り切って振り返った瞬間
目の前に広がっている登ってきた山々とその先に連なる山々。自分の足でここまで登ってきたのだという実感が、疲れを癒してくれました。
そこからさらに吊尾根分岐、標高3095mを目指して、じわじわと坂道を登っていきます。
分岐点に到着し、そこで休憩をとったあと、荷物を置きました。そして、いよいよ最後の戦いです。
ラスボス:北岳山頂
ここまで来たら、全員の視線はただ一つ山頂!
険しい道を慎重に進みます。一歩踏み外せば大きな危険につながりかねない場所もあり、緊張感を保ちながら、一歩ずつ足を運びました。
そして、、北岳山頂3193m
入部してまだ約4か月。そんな自分が、日本で2番目に高い場所に立っている。なかなか実感が湧きませんでした。反対側はガスに覆われ、残念ながら富士山を見ることはできませんでした。それでも、雲海の向こうまで山々が連なり、空と大地の境界がどこまでも遠く続いているように見えました。目の前に広がる景色に自分が立っている場所さえ、広大な世界のほんの一部なのだと思わされました。
景色をいつまでも眺めていたい気持ちで、名残惜しくも北岳山荘へ向かいます。予定より1時間ほど遅れてしまったため、残念ながら間ノ岳への縦走は断念することになりました。悔しい!
でもまだまだ若い!チャンスはあります!
次に登る理由が、一つ増えたと思うことにします、、
北岳山荘に到着すると、テントを設営します。
今回で2回目ということもあり、初日よりもずっと手慣れた様子で、みんなで協力しながらさっと設営を終えました。昼食をとったあとは、石を積んだり、稜線を歩いたり、だらだらしたり。それぞれ自由に時間を過ごしました。
夕食には、男子メンバーが作った焼きうどんとカルボナーラをお裾分けしてもらいました。
錦城ワンゲル部は料理が本当に上手です!
そうしているうちに、少しずつ山の向こうへ太陽が沈んでいき、夜になりました。やがて暗くなると空には無数の星が見えるようになりました。昼に山頂で見た景色とはまた違う、美しい山の夜でした。
2日目はみんな疲れ果てていたのか、テントに戻るとあっという間に夢の中へ。
翌日は5時半から6時頃の出発予定です。
明日の登りと下山に備え、身体を休めます。
北岳で過ごす2日目は忘れられない一日となりました。最後まで気を抜かず、無事に帰ることを目指します。
< 山の足跡を綴る > 3日目 8月19日 文責1年Sくん
8月18日12時半ごろ北岳山荘に到着。間ノ岳に行く予定でしたが部員の体調と時間を考え断念しました。テント設営後、16時に夕飯を作り始めました。私たちの班は焼うどんを作りました。
ここで、ご飯が足りなくなってしまった班があったので私たちの班も含めその班にご飯をおすそ分けしました。山ではこういった助け合いが大切だと感じます。18時20分頃、初日に見ることができなかった日の入りを見ました!高い標高からの日の入りは私が普段生活しているところから見る日の入りよりも迫力がありました。
20時頃、就寝しました。
8月19日 最終日
3時起床、外が寒かったのでテントから顔を出しながら朝食を作ります。私たちの班は五目ご飯とみそ汁を食べました。ある程度荷物をまとめた後外に出てみるとご来光が見えました。
6時10分ごろ、小屋で出会った東京都で以前校長先生をやっていた方に挨拶をして北岳に向けて出発します。向かってる途中、右手に富士山が見えました!太陽とほかの山の景色がマッチしていて、改めて富士山のでかさを感じました。
7時20分ごろ北岳に到着です。
2日目には霧で見えなかった景色が見え、標高3193メートル、日本で二番目の高さからの景色は目の前が大きく開けていて疲れが吹き飛ぶような気持ちになります。山頂で軽食を食べ、広河原に向けて出発します。途中、肩の小屋、白根御池小屋に寄って下山していきます。11時頃に白根御池小屋を出て、ラストスパートをかけます。この時がこれまでの疲労も重なり一番きつかったです。13時ごろに広河原に到着しました。そこで昼食を食べます。私はからあげ丼を食べました。14時にタクシーで甲府駅に向かいます。16時前に甲府駅で解散となりました。
この3日間は、普段の生活では味わえない体験をすることができ、山の厳しさも感じることができた貴重な体験となりました。



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